映画

注目の若手俳優が集結!映画『小さな恋のうた』キャストまとめ

注目の若手俳優が集結!映画『小さな恋のうた』キャストまとめ

2019年5月に公開された映画『小さな恋のうた』。名曲からインスパイアされた作品で、舞台は沖縄。米軍基地を見渡せる町に生まれた5人の高校生たちが、バンドに青春を捧げていく物語です。彼らが歌と演奏に向ける情熱はもちろん、現代の沖縄が抱える問題を真正面から映しているのも見どころでしょう。仲間を失い、大切な人を失い、彼らは進む道が分からなくなってしまいます。それでも、もがきながら、演奏を通して光を見つけていく高校生たちの生命力、強い思いに、胸打たれること間違いなしでしょう。

『小さな恋のうた』ってアノ歌?

『小さな恋のうた』は、2001年にリリースされた人気ロックバンド・モンパチことMONGOL800の名曲としても有名ですね。頭から離れないメロディーに、ストレートで胸打たれる小さな恋のうた 歌詞は、恋するすべての人を応援するナンバー。月9ドラマ『プロポーズ大作戦』で過去にタイムスリップし、かつての想い人と結ばれるべく奮闘する主人公のシーンで、挿入歌としても採用されていました。学生時代の友人を純粋に想い続ける恋心と歌詞が、切なくもマッチしていましたよね。さて、そんな名曲『小さな恋のうた』が、実写映画化されさらに人気を集めました。そのキャストも豪華で、思わずチェックしたくなる作品になっていますよ。

気になるあらすじは?

バンドに青春の全てを捧げる5人の高校生たちを描く群像劇である本作は、単なる青春物語ではありません。プロデビューを目指し、毎日をバンドに捧げる彼らに襲い掛かった交通事故。この事故で、彼らのバンドとしての運命が引き裂かれてしまうのです。悲しみに打ちひしがれるメンバーたち。そして、そんなメンバーたちを励ますのは、近隣の米軍基地に住む少女。彼らの脆くも強い友情や絆が、一度崩壊しかけたバンドの運命を変えていくことになります。

『小さな恋のうた』キャストが豪華すぎた

佐野勇斗(真栄城亮多 役)

とにかく明るく、みんなにとって太陽のような存在。歌声もパワフルな、ボーカル担当。常にみんなの中心人物として、まわりを巻き込みながら新しいことにチャレンジしていくのが好きな男子高校生です。お調子者で子どもっぽく、いたずらも好きですが、どこか憎めないキャラクター・真栄城を、まさにイメージそのものの俳優・佐野勇斗さんが熱演します。

森永悠希(池原航太郎 役)

朗らかな笑顔とは対照的な、力強いスティックさばきがカッコいい!ドラム担当の池原は、『ちはやふる』シリーズなどでも定評のある、森永悠希さんが演じます。実家は漁師ですが、真栄城たちと出会ったことでバンドの魅力に憑りつかれていきます。みんなより大人びていて、メンバー全員を見守るお兄さん的存在。

眞栄田郷敦(譜久村慎司 役)

真栄城の親友で、作曲もできるギター担当の譜久村を演じるのは、今年電撃結婚を発表したばかりの実力派俳優・眞栄田郷敦さん。曲作りの才能を秘めており、のちに譜久村の作った多くの曲が世に知れ渡ることになります。両親からは、バンド活動をやめて勉強に専念するよう言われていますが、そんな中、米軍基地に住むアメリカ人少女・リサのことを好きになっていくのです。そして、とある悲劇が慎司を襲います。

山田杏奈(譜久村舞 役)

譜久村慎司の妹で、兄の影響から音楽を始めることになった、舞。バンドの中では紅一点で、兄と同じくギターを担当。降りかかった悲痛な運命により、夢を叶えることができなかった兄を想い、多くの人に歌を届けようと熱い思いを捧げます。演じるのは、『MIU404』にも出演していた山田杏奈さん。本作で、第41回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞しています!

鈴木仁(新里大輝 役)

ベースを担当する新里を演じるのは、『花のち晴れ』シリーズで主要キャストを演じ、知名度を上げてきた鈴木仁さん。その腕を見込まれて、一時は別のバンドに移籍してしまいますが、真栄城たちのバンドがピンチになると駆けつけ、応援する良き仲間となっていきます。

トミコ・クレア(リサ 役)

米軍基地に住んでおり、ひそかに真栄城たちと交流を続ける少女・リサを演じるのは、アメリカ・サンフランシスコ出身のハーフタレント、トミコクレアさん。透き通るような肌に、透明感あふれる髪、そして儚げな表情が魅力ですね。順風満帆だったバンド活動に終止符を打たなければいけなくなったメンバーたちを、励ます存在になっていくリサ。自身も大切な人を失い、悲しみに暮れていましたが、バンドメンバーたちとの絆が芽生え、一緒に夢を追うようになります。

まとめ

ハッピーな青春映画かと思いきや、豪華すぎるキャストに重厚感のあるシナリオ。若年層だけでなく、いろんな世代の人にとって学びや得るものが多い、そんな作品になっています。高校生というのは、私たちも青春を捧げたであろう、人生の中でもっとも多感で繊細な時期だったと思います。本作は、そんな青春時代を思い起こし、生きていく上で大切なものを再確認し、大切な人に思いを届けることを教えてくれる…そんな心に刻まれる映画です。