ひらやすみのロケ地をシーンごとに解説!キャストやネタバレも

ゆっくり流れる時間のなかで、人の優しさや小さな希望がじんわり胸にしみてくる物語って、見ていて癒やされますよね。NHK夜ドラ「ひらやすみ」は、そんな穏やかな空気と、阿佐ヶ谷の街の生活感がとても心地よい作品ではないでしょうか。生田ヒロトとなつみを中心に、人柄のいい人たちが集まってくる平屋の日常を見ていると、自分の暮らしも少しだけ愛おしく感じられるでしょう。
ドラマ「ひらやすみ」とはどんな作品?
「ひらやすみ」は、真造圭伍さんの同名漫画を原作にしたNHKの夜ドラで、阿佐ヶ谷の平屋を舞台にした日常劇ですよね。主人公の生田ヒロトは、定職も恋人もいない29歳のフリーターですが、人の話をちゃんと聞ける優しさを持った青年として描かれています。そこに山形から上京してきた18歳のいとこ・なつみが転がり込んできて、平屋を中心に、人知れず生きづらさを抱えた人たちが集まってくる、というのが物語の大きな流れでしょう。
キャスト
主演の生田ヒロトを演じるのは岡山天音で、のんびりとした空気と繊細さをあわせ持つ魅力が、そのままヒロト像に重なっているように感じられますよね。山形からやってきた小林なつみを演じる森七菜は、不安定さと純粋さを併せ持った多感な美大生として、日々揺れる心を丁寧に表現しているでしょう。さらに、不動産会社勤務の立花よもぎ役の吉岡里帆や、友人のヒデキ役・吉村界人など、個性的で実力派のキャストが揃うことで、平屋に集う人々の人生がより立体的に感じられるのではないでしょうか。
気になるロケ地を紹介
ではドラマの展開に欠かせないロケ地はどこなのか、重要なシーンと共にみてみましょう。
阿佐ヶ谷の平屋
阿佐ヶ谷の平屋で始まる、やさしい日常🏡
岡山天音主演「ひらやすみ」
ブルーレイ・DVD 4月24日発売原作:真造圭伍
特典映像は劇中劇「ヒロト、早まるな!」ほかhttps://t.co/iYgWLJpGIX#NHKドラマ pic.twitter.com/z5LrmBS7c2— NHKグループモール (@NHKGroupmall) April 23, 2026
実はドラマの象徴ともいえる平屋は、阿佐ヶ谷の住宅街にある一軒家をベースに作られたセットなんだそうです。昭和を感じる畳の間や台所、縁側まで細かく作り込まれていてノスタルジックな雰囲気がいいですよね。生前に近所のばーちゃん・和田はなえから譲り受けたこの家で、ヒロトは週に2回夕食をごちそうになっていた時間を思い返しながら、なつみと新しい日々を始めていくのですよね。ちゃぶ台を囲んでご飯を食べたり、こたつでまったりしたりするシーンは、どれも派手さはないのに、見ているこちらの心までほっとあたたかくなるでしょう。
阿佐ヶ谷駅周辺
主なロケ地となっている阿佐ヶ谷駅周辺は、作中でもたびたび登場します。駅のホームや改札前、南口広場などで、ヒロトやなつみが通学や買い物の行き帰りに歩くシーンが撮影されていて、リアルな“東京の片隅”の空気が感じられるのがいいですよね。七夕まつりのはりぼて飾りが並ぶ様子も実際の祭りの情景をそのまま映していて、地元の人にとっては見慣れた景色が、とてもやさしいドラマの舞台に変わっているように感じられるでしょう。
阿佐ヶ谷パールセンター商店街
ひらやすみ聖地巡礼、阿佐谷パールセンター内の味豚へ。ヒロトとよもぎはこの店のテラス席から七夕祭りを眺める。原作漫画ではサイゼだったような。ふたりが注文したヤンニョムチキンは残念ながら売り切れ。代わりにチゲうどんをいただく。#ひらやすみ #味豚 #阿佐谷パールセンター #阿佐ヶ谷 pic.twitter.com/l4i2oCekGR
— じゅん (@jun20181125) November 27, 2025
阿佐ヶ谷パールセンター商店街は、ヒロトやなつみが買い物をしたり、知り合いとばったり出会ったりするシーンに登場する場所です。昔ながらの惣菜店や喫茶店、八百屋が並ぶアーケードの雰囲気が、そのまま映像に閉じ込められていて、歩いているだけで人の生活の匂いがするようですよね。作中で、登場人物たちが一見他愛もない会話を交わす場面も、この商店街の空気に包まれることで、どこか優しい余韻を残してくれるでしょう。
釣り堀のシーン
ドラマ『ひらやすみ』に登場する釣り堀「金松」こと寿々木園さん。近くまで来たのでのぞいてみた。阿佐ヶ谷駅 超駅近にあってまじビックリ。#ひらやすみ#斉木しげる @shigeru_saiki_ pic.twitter.com/2g4mYlfbwA
— 梅咲ミヤビ@エセ社会人🎯 (@haraguro2gou) November 20, 2025
ヒロトのバイト先として描かれる釣り堀も、阿佐ヶ谷に実在するロケ地が使われています。駅から徒歩数分の場所に、突然ひらける水面と浮き桟橋の景色は、都会の喧騒から少しだけ切り離された不思議なゆるさがありますよね。ここでヒロトが常連客と他愛ない話をしたり、なつみと並んで釣り糸を垂らしたりするシーンからは、仕事というより“ここにいてもいいんだ”というささやかな居場所の感覚が伝わってくるでしょう。
美大のキャンパス
なつみが通う美大のキャンパスシーンは、武蔵野美術大学の鷹の台キャンパスなどで撮影が行われています。12号館の講義室でのオリエンテーションや、5A号館エントランスでの新歓の場面、地下食堂での食事シーンなど、大学の日常の細部が丁寧に映されていますよね。アトリエで筆を洗ったり、友人のあかりと語り合ったりする場面は、なつみが“自分の好き”と真っ直ぐに向き合おうとしている姿を象徴していて、視聴者も一緒に成長を見守っている気持ちになれるでしょう。
ヒロトとなつみの関係性とネタバレ
物語序盤では、ヒロトは将来への不安も定職もない自分をどこか情けなく感じながらも、平屋の居心地のよさに甘えて暮らしていますよね。そこに上京してきたなつみは、美大に受かったものの、自分の才能や将来に自信が持てず、漫画を描くことを“恥ずかしい”とさえ思っている状態でしょう。ふたりが同じ屋根の下で暮らすうちに、お互いの弱さや情けなさを知りながらも、それを笑って受け止め合う関係になっていく過程が、とても優しいネタバレと言えるのではないでしょうか。
白いアジサイの意味は?
最終回付近では、ヒロトとなつみのもとに山形の実家から大量の里芋が届き、仲間たちを呼んで芋煮パーティーを開くことになります。大きな鍋を探す途中で、ヒロトはかつて和田はなえに渡した白いアジサイの押し花を見つけ、彼女にとって自分が“友達”だったことを改めて噛みしめるのですよね。その記憶を抱えながら、今度は自分が平屋の主として、人の居場所をつくる側になっていることに気づくラストは、とても静かであたたかい余韻を残してくれるでしょう。
まとめ
ドラマ「ひらやすみ」のロケ地は、阿佐ヶ谷駅やパールセンター商店街、平屋のある住宅街、美大のキャンパスや釣り堀など、どれも“特別な観光地”というより、誰かの日常の延長にある場所ばかりですよね。だからこそ、画面越しに見た景色を実際に歩いてみると、自分の人生のどこかにも似たような風景があったことに気づいて、少しだけ胸がじんとするのではないでしょうか。ヒロトやなつみたちが過ごした時間を思い出しながら街を歩くと、自分の“ひらやすみ”のような場所も探してみたくなるでしょう。




