2020年度から小学生もパソコンの授業やプログラミング学習が始まったり、新型コロナウィルスの影響でリモートワークやオンライン授業も増えたことで、我々の生活でパソコンに触れることが急激に増えたのではないでしょうか。
そんな中で、何気なく使っているパソコンが、知らぬ間にウィルスに侵されているかもしれないと考えたことはありますか?油断していると、大きな損害につながるケースもあります。
この記事では、パソコンをウィルスから守るためのセキュリティ対策についてご紹介していきます。
パソコンを脅かすウィルスとは?
パソコンを脅かす「コンピューターウィルス」にはたくさんの種類があり、それぞれ名前がついていますが、それらを総称して「マルウェア」と呼びます。主な種類として、4タイプのウィルスを簡単に説明しましょう。
1.ファイル感染型
EXEやCOMなどのプログラム実行型ファイルに寄生・増殖するウィルスです。
症状としては、様々なマルウェアを勝手にダウンロードしてしまうことが判明しており、身に覚えのないプログラムがダウンロードされている時は、感染を疑った方が良いようです。また、セキュリティ関連のプログラムにも影響を及ぼすものもあり、勝手にセキュリティやファイアウォールを無効化されてることもあるそうです。
2.マクロ感染型
表計算ソフトや文章作成ソフトに付いているマクロ機能を悪用したウィルスです。
表計算ソフトなどに埋め込まれたマクロウィルスが電子メールに添付されて、添付ファイルを開いたパソコンが感染します。感染したパソコンから新たに50人に感染した迷惑メールを送付する、そしてさらに感染したパソコンから新たに送られるといった形に広まるウィルスです。
3.ワーム型
ワーム型は他のウィルスと異なり、寄生せずに単独で行動する自己増殖タイプで非常に感染力が強いです。
パソコンに侵入したワームは、ランダムなIPアドレスにアクセスしてワームを広げたり、大量のメールを送り感染を広げていきます。ネットワーク以外にも、共有フォルダやUSBメモリからの感染もあるので注意が必要です。
4.トロイの木馬
トロイの木馬は一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
このウィルスは、悪意のあるプログラムではないかのように見せかけて、ユーザーが感染していると気づかないうちに破壊活動やデータ流出をさせるウィルスです。ワームと同じように寄生せずに単独で行動することができるが、自己複製はできません。
セキュリティ対策3ステップ
ウィルスの種類、特徴を知ると、パソコンのセキュリティ対策がいかに必要かということがわかったのではないでしょうか。では、一体どのように対策すれば良いかお伝えしましょう。
1.ソフトウエアの更新
1つ目は「ソフトウエアの更新」です。OSやWEBブラウザなどを使用していて「ソフトウエアの更新です」と通知がきたことがあると思います。実は、あれは大切なんです。新しく機能が追加される場合もありますが、脆弱性と言われる情報セキュリティの弱点からウィルス侵入されないように最新の状態を保つという大切なセキュリティ対策の一つです。
2.セキュリティソフトを入れる
次にできることは「セキュリティソフトを入れる」です。セキュリティソフトを導入することで自動的にウィルス侵入を防いでくれるので安心です。
セキュリティソフトは「McAfee」や「トレンドマイクロ」などが有名ですが、まだ日本であまり馴染みがないですが「Bitdefender」というメーカーがヨーロッパでは人気だそうです。人気の理由は、業界トップレベルの検出機能はもちろんですが、セキュリティソフトをインストールするとパソコンの動作が重くなったりしますが、「Bitdefender」は通常使用レベルの速度を保ってくれるのでストレスがありません。
3.ID、パスワードの管理
パスワードを設定する時どうしていますか。覚えやすい物やいくつか同じパスワードを共有していたりしませんか。大切な情報を守るためのパスワードなので、他人に容易に想像されないように、ちょっと入力は面倒でも文字数を多めに小文字や大文字や使用できる記号を入れたり複雑化すると良いと思います。そしてなるべく同じパスワードの使い回しは避けましょう。
まとめ
今回この記事では、「油断大敵!大丈夫?パソコンのセキュリティ対策」と題して、パソコンのセキュリティ対策についてまとめてみました。大きな被害に遭わないために、できることから実践してみてはいかがでしょうか。